合否ではなく、自分を判断してもらう場

試験であれば合否が出ます。

合格であればそこから先に進む事が出来ますし、不合格であれば先に進む事は出来ません。

むしろそこで終わりという事になってしまうのですが、オーディションですとか就職試験。

これらは厳密にいうと合否ではありません。

相手が判断する場所であって、合否という考え方とは微妙に異なるものなのです。

例えばですが、モデルオーディションの場合、どのようなモデルが欲しいのかという事もあります。

ベテランのモデルさんでもオーディションに通過しないケースもあります。

これはなぜかと言えば、モデルオーディションで求める人材がフレッシュさだったり、他の企業等のイメージが付いていないといった点が条件のケースもあるのです。

他のイメージが付いていると起用しづらいケースとてあるのです。

その場合、誰が見ても実力派とされているモデルや、素晴らしい経歴を持っているモデルではなく、新人モデルがオーディションを通過するケースとてあるのです。

合否ではなく、あくまでも「希望の人材を探す場所」という事になるのです。

試験であれば上から順に採用していく事になるのですが、就職ですとかオーディションといったものはあくまでも「必要な人材か」が問われるものです。

つまり、実績がないからといってモデルオーディションを受けても落ちるだろうとしか思っていないような人であっても、決してチャンスがない訳ではないのです。

そのフレッシュさを求めているようなオーディションであれば、むしろそれが有利に働くケースさえあるのです。

ですので、オーディションを受けたり就職活動をと考えている人は、「自分を判断してもらう場」だと考えるべきです。

自分の良い所を見せるというのはもちろんですが、無理をするのではなく、ありのままの自分を見せるべきなのです。

言ってしまえば相手次第なのですから、答えの無い状況の中で自分だけであれこれ模索してもなかなか答えは見つからないのです。

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