懐かしいクリスマス話

冬になると冷たくきりっとした風とともに、不思議と懐かしい思い出が蘇ってきます。
クリスマスに彩られた街を歩いていて「ふふっ」と思い出し笑いをしてしまいました。

息子が3歳の年のクリスマス。
来年から幼稚園に入園が決まっていて、オムツを卒業しようねー!と頑張っていた頃ですね。
同い年の女の子たちは、さすがしっかりしていて、うちはあっという間にオムツ外せたよ!なんて話をあちこちで聞き、正直少し焦っていました。

クリスマス一週間前。
プレゼントリサーチのため、事前にそれとなくおもちゃ売り場に連れて行った時の息子の希望はミニカーの高速道路セット。
・・・いちまんごせんえん!?
最近のおもちゃって結構なお値段なのね・・・。

平凡サラリーマン家庭なうちには、あまりに予算オーバーだったので、「トイレでうんち出来るようになったらサンタさんがくれるよ」とごまかしました。
もちろん、そんなすぐには出来ないだろうということ前提でね(笑)。

クリスマス3日前、家族でお出かけをしようと準備をしていた時、息子が家を出る直前になって突然、「うんち!」と言って1人でトイレに行きました。

え?なんで今?今まで全部オムツに出してから「でた。」って言ってたじゃない。
呆気にとられ、顔を見合わせる私たちをよそに、ものすごいドヤ顔で帰還した息子。

夫婦の数か月にわたる必死なトレーニングも、サンタクロースの圧倒的な存在感には敵わないのでした。

約束は約束、クリスマスには希望通りのプレゼントをあげました。
そんな息子も今年で小6になったけど、正直なところあれが一番高額なプレゼントでしたよ(笑)。
ちなみに成功したのはその1回だけで、実際オムツが取れたのは数ヵ月後でした。あれは何だったの・・・。

今となっては、家族の笑い話です。

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