「美術館の楽しみ方や魅力が分からない」
「美術館ってどんなところ?」
「美術館に詳しい春田英樹さんの経歴が知りたい」
美術館といえば堅苦しさ、形式張ったような難しさがあるイメージから、苦手に感じたり楽しくないと思う人も少なくないです。
美術の楽しみ方は人それぞれですし、楽しみ方は押し付けられるものではないので、苦手意識がある人は先入観を捨てて足を運ぶことをおすすめします。
直感で感じたままの気持ちを大切にできるのが美術の良いところですし、例え他人と感想が違っても全く問題がないわけです。
春田英樹氏が教える美術館の魅力
確かに、興味が湧かなければ足を運ぶことすら考えられませんし、チケットがタダだとしても行く気にならないのは当然です。
しかし日常に飽きていたり非日常の時間を過ごしたいのであれば、興味が持てるポイントを見つけて美術館に足を向けてみるのが良いでしょう。
例えばパンフレットに写る1枚の絵、あるいはそれを見る人の姿であっても、興味を持てばそこから来館に繋がります。
結局のところ、足を運ぼうとしたらい実際に行動するのは自分なので、誰かに嫌々引っ張られて来館しても楽しくないと思われます。
ところが、それまで特に興味を持たなかった人でも、自分が行ってみたい、見てみたいと感じて足を運ぶと感じ方がまるで違います。
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春田英樹 経歴
行動の切っ掛け1つで作品の見え方、受ける印象は変わる
不思議なことに、行動の切っ掛け1つで作品の見え方、受ける印象は変わってくるものです。
美術館は何も美術の知識や経験、センスなどがなくても自由に入ったり作品を見ることができる場所です。
料金が発生することもあって、多くの人は積極的に興味を持ったり足を運ぼうとしませんが、それはそれで勿体ないといえます。
もし、1回も本気で作品を鑑賞した経験がないのなら、食わず嫌いで苦手だと決めつける前に、一度本気で向き合ってみるのがおすすめです。
楽しみ方は自分で見つけるのが理想的ですが、一度一通り見て回ってから、興味が惹かれた作品をじっくり見るのが基本となります。
人気作品の展示で混雑している場合は難しいですが、大抵はそれほど混雑していませんし、自分のペースで見て回れるはずです。
美術鑑賞に慣れていない人の鑑賞の仕方
美術鑑賞に慣れていない人は、作品ばかりを集中して見ようとしますが、感覚的に作品が展示されている空間を感じ取ったり、作品の周りに焦点を合わせて見るのも面白いです。
これは作品を目の前にして自分が置かれている状況を、様々な角度から確認できる方法です。
固定観念もそうですが、興味が湧かなかったり楽しさが分からないことの多くは、見え方が固定されてしまっていることが殆どです。
つまり、見方を変えることで見え方に変化を与え、感じ取るものも変えてみることが、美術館の認識を変化させることに結びつきます。
鑑賞中に疲れたら休憩を挟んでもOKですし、気分転換に食事を摂るのも自由です。
1つの作品にこだわる必要はありませんが、時間を置いてからもう一度同じ作品を見てみると、最初とは違う見え方に気がつくことがあるでしょう。
1回美術鑑賞に挑戦して失敗したくらいで諦める必要もない
その違いとは何かに意識を向けたり、作品の印象がどう変わったかなどを自問自答すれば、鑑賞の楽しみ方が見えてくることになり得ます。
ただ、何度挑戦してもさっぱり楽しさや面白さが分からないという人もいるので、仮にもし分からないとしても自分を責める必要はないです。
美術館との相性というものもありますし、展示されている作品の傾向も異なりますから、1回美術鑑賞に挑戦して失敗したくらいで諦める必要もないわけです。
写真撮影は許可されていない限りNGですが、メモを取ることは禁止されていないケースが多いです。
作品を見て感じた印象を抽象的でもメモに書き出してみると、自分がどう感じたかが客観的に見えてきます。
館内でのスマホの使用はマナー違反ですが、鑑賞を終えてから他の人が作品をどのように感じているか、作品の見え方などもネットで調べてみると良いでしょう。
ポジティブな感想を抱いた人の鑑賞方法を知る
自分と違う価値観を持つ人が見る作品の印象は、自分と異なっていて当然ですし、全く正反対の感想であってもそう感じる人がいることが分かると面白いです。
他人と比べる必要はありませんし、自分が感じたことだけを大切にすれば良いわけですが、作品を見てつまらないと感じたらポジティブな感想を抱いた人の鑑賞方法を知ると勉強になります。
美術館は作品に興味がある人なら誰でも歓迎していますし、それこそ全くの未経験者であっても歓迎されます。
とはいえ、本当に時間を忘れるくらいに鑑賞を楽しめる人は限られますし、その域に達するには経験が必要です。
繰り返し何度も根気良く足を運んで作品を見ることで、作品を分析したり魅力を見極める目が養われます。
初心者は作品の評価を直感や感覚に委ねがちですが、経験者は頭の中であれこれ考えて、知識の引き出しの情報も参考にしながら、咀嚼するように味わって評価します。
まとめ
そういう楽しみ方ができると本当に幸せな時間が過ごせますし、人生がもっと豊かなものになります。
歴史の古い作品や抽象的な現代美術は難易度が高いので、まずは作者の名前に聞き覚えがあったり、比較的新しく作られた作品の鑑賞に足を運ぶのがおすすめです。