受験結果に納得することができなかった方の多くは、1年浪人をすることを選んで再び大学合格を目指します。
そこで浪人生を受け入れてくる場所となるのが予備校となりますが、予備校でしっかり勉強をしていくとなるとまとまったお金がかかるため志望校合格をより実現的にするためにも、自分にあった場所を選ぶことが重要となります。
浪人生になる際の予備校での過ごし方
まず浪人生になる際に予備校でどのように1年間過ごすのかというと、基本的にどこも1月中旬から2月上旬から新規生の受付を開始し、この時に早く申し込むほど早期申込割引が受けられる場合も多いので費用面を考えるなら早めに動くことが求められます。
基本的に入学する締切が設けられていないので、もし決めきれずに通う決断が遅くなっても入ることは可能です。
4月から7月と9月12月にかけてレギュラー授業が開始され、授業内容も曜日によって時間や内容はバラバラです。
そのため高校時代のように朝から夕方まで通うような画一的な時間割ではないと把握しておきましょう。
7~8月と12~1月には集中的に勉強を行うことができる夏期講習や冬期講習が設けられており、特定の単元に絞って受験対策を進めることが可能です。
レギュラーの復習が多くなるので、講習の機会に自分が苦手とする内容を集中的に克服することが出来るメリットがあります。
2月以降になると講師陣が解答速報の作成や長期休暇に入る場合が多いので、自分からコンタクトを取ることが難しくなります。
そのことから本当の受験直前期は独力で勉強を行う必要があり、今まで学んできたことを見直して勉強をペースを乱さないように試験に臨むのが1年の流れです。
予備校を選ぶ際に必ず押さえておくべきチェックポイント
住んでいる地域を基準にして探す
では実際に予備校を選ぶ際に必ず押さえておくべきチェックポイントは、外出するのであれば勉強場所は近いに越したことはないので住んでいる地域を基準にして探すようにしましょう。
移動時間が30分から1時間の場所が理想的であり、それ以上に遠くなると移動だけで時間のロスが発生してしまうので集中的に勉強をする環境を整えることも大切です。
対策したい内容を基準にして選ぶ
そして次が対策したい内容を基準にして選ぶことも大切であり、これは入試を突破するためには各科目で得点することが関係しています。
そこで英語や数学、希望する大学に強いなどどの内容に特化した強みを持っているのかも選ぶ基準となります。
合格への最短ルートを歩みたい人にとっては、希望大学に強い場所を選ぶとより合格率が高くなる学習方法を指導してもらえるメリットを持ちます。
授業形式もチェックする
そして自分に適した学習を行うためにも授業形式もチェックするようにしましょう。
授業形式とは主に集団授業や個別指導、映像授業の三種類であり、この授業形式を基準に選ぶことで学び方が大きく異なってくるので、それぞれの特徴を把握することが重要です。
集団授業は従来のオーソドックスな授業形式であり、小中高と学校で受けてきた授業と同じものでありカリキュラムに沿って新しいものを一定のペースで習います。
授業内容で理解が追いつかなくても、復習や授業後に講師に質問をすることである程度カバーをすることは可能です。
しかし勉強の気力が低かったりして中々遅れを取り戻すことができない人も多く、授業スピードはどんどん進んでいくのでついていくためのモチベーションを持ち続けることが必要です。
反対に個別指導になると先生と生徒がマンツーマンの形式で授業を行うことになるため、生徒の理解度にあわせて授業のペースを早くしたり遅くすることが出来るメリットがあり、苦手部分でつまずいてもすぐに講師からフォローを受けることが出来るのでより理解度を高めることができます。
東進衛星予備校MSGに代表される映像授業は近年増えてきている授業方法の一つであり、予め録画された授業を視聴したりオンラインを通して授業を受ける形式となります。
映像授業は周りの生徒を気にせずに勉強をすることが出来るメリットがあり、何より聞き逃したり、理解ができなくても何度も同じ部分を見直してしっかり理解することが出来ることから、個別指導や集団授業の後の復習として取り入れる生徒も少なくありません。
最近ではアプリや動画ファイルとして保存することで、好きなタイミングで視聴することが出来るものも多く、自宅にいながら本格的な授業を受けたいという方にも向いています。
まとめ
こういった面から濃い授業内容を選びたいと希望する場合、個別指導が1番自分の授業の理解度を上げることができるメリットがありますが、講師一人と1:1もしくは1:2で指導をしてもらうなら集団授業や映像授業よりも授業料が高くなってしまうというデメリットもあります。
金銭面的なことを考えている場合は、かかる費用なども比較して予備校選びを行うことも集中して勉強をしていく上で重要な要素となるので注意しましょう。
予備校はそれぞれの特色や得意分野が異なってくるため、初めて通い始めるという場合は実際に通っている人の口コミなどを参考にすることもおすすめです。