⒈トラブル回避のため知っておきたい事
今はほとんどの人が携帯電話を所有していて、パソコンやタブレットも普及していて、ネットは日常生活に広く浸透している媒体だと言えるでしょう。
これまでは情報を入手したりゲームなどを行なうために利用されていましたが、企業が自社で行う業務を外部に発注する動きが活発化していて、副業としてネットを活用して収入を得る方法が増えています。
この副業のメリットは空いている自由な時間に行うことができ、携帯電話であれば通勤途中などの移動している時でもできるということです。
収入額は本人の努力次第ですが、数万円程度の副収入を得ている人は多く、自由に使えるお小遣いが増えることになります。
ただしネットを使った副業は相手と対面するわけではなく、匿名性も高くなっているので、仕事を受ける際には十分に注意して行わなければいけません。
最も多いのは仕事を依頼するために教材を購入したり、証拠金などが必要になる場合です。
業務内容によっては知識を習得しなければいけないものも確かにありますが、あまりに高額な費用を必要とする場合には慎重に行ってください。
一時期ですが仕事を斡旋するために教材を購入させ、実際には仕事を全く出さないで不必要な教材を買わされるというトラブルが頻繁に起きていました。
少しでも収入を増やしたいという希望を持っている人の心理を悪用したものであり、初めて行おうと考えている未経験者の人は、特に注意しなければいけなくなっています。
⒉著作権には注意
業務内容の注意点では、依頼された仕事内容に応じてルールが設定されていて、そのルールを守らなければ支払いが受けられないということです。
文章を作成する場合には決まり事が多くなっていて、仕事量もあり収入が得やすいだけに、この決まり事についてはしっかりと把握してから行わなければ、何度も訂正を求められて手間がかかってしまうでしょう。
文章作成で収入が得られる仕事をライディングと言いますが、このライディングで注意しなければならないのは既に掲載されている記事をコピーして使用することです。
コピーして提出すれば簡単に収入が得られますが、他人が作った文章には著作権が発生していて、一定の割合以上をコピーしてしまうと著作権侵害になってしまいます。
このコピーについては全体の文章に対してどのくらいの割合まで許容できるのか決まっていて、仕事に対する説明の中に必ず明記されています。
自分で考えて文章を作成すれば同じ内容になることはあり得ず、似ているだけでは問題にはなりません。
ただし、仕事の依頼者が別の記事で似たようなものがある場合には、内容を変化するように修正を求められるケースもあります。
ネットの記事は情報を発信するものが多く、当然に知らない情報では調べて資料にする必要があるでしょう。
この時に調べた情報で使われている文をそのまま使うのがコピーであり、単純に言葉を少し変化する程度ではオリジナルとは言えません。
そのため資料は暗記するようにして、後は自分の言葉で作成するようにしましょう。
⒊依頼元のルールを守る
文章以外にも権利が発生するのが画像であり、著作権が設定している画像を許諾なしに勝手に使うと著作権侵害に該当してしまいます。
画像検索で出てくるものはそれが著作権の無いフリー素材なのか、許諾が必要な画像なのかわかりにくくなっているので、最初からフリー素材という名称で検索をする方法が最適です。
そうすれば勝手に使用しても何も問題にならない画像を入手することができ、仕事を発注してくれた相手に迷惑がかかることがありません。
この画像を使用する際に自分で撮影した画像を使う人もいますが、人物や市販されている商品・企業名やプライバシーを侵害する可能性があるものを使うと、そこでもトラブルを引き起こす場合があります。
動物や自然の景観など、所有権の無いものであればいいのですが、誰かの管理に置かれているものを使用するのは避けるようにしてください。
また記事の場合はネガティブな内容は好まれない傾向が強く、投稿サイトのように相手を攻撃したり卑下するような文面を作成することも禁止されています。
これは実際にその記事を掲載するところに非難が来ることを避けるための措置であり、基本的には誰が見ても嫌悪感を持たないような内容にする必要があるでしょう。
ネットではあらゆる年代の人が性別に関係なく閲覧できるので、誰が見ても不快にならないようにすることが大切です。
作成した内容に不備があれば、相手先から必ず訂正を求められることになります。
これはどんなに簡単な内容であっても同じであり、依頼の主旨に合っていなければ採用されないのは当然です。
この訂正が続くとやる気が無くなって途中で投げ出す人もいますが、副業であっても収入が発生する以上は責任を持って取りかからなければいけません。
始める前には行うかどうか確認されるので、困難であれば断る方が相手のためだと言えます。
それは発注される業務には期限が設定されていて、その期限が守れなければ発注先が困るからです。
アドロジのような副業であっても、誠意を持って対応するのは当然だと言えます。