新入社員が歓迎会で気をつけたいこと

⒈歓迎会で気をつけたいマナーや注意点

四月には新入社員が大勢入ってくることになりますが、比較的早い段階で歓迎会が行われることになります。
先輩に自分の人柄や人間性などを知ってもらうためにも非常に重要な飲み会となることから、気をつけたいマナーや注意点などについてしっかりと把握しておく必要があります。

まず第一に歓迎会に開催される際に、面倒だから、いやだからなどの理由で出席したくないと思う人もいるかもしれません。
しかし特別な事情がない限り出席をするのが望ましいです。

会社で行われる歓迎会は会社として行われる飲み会です。
普通の飲み会と比べた場合には、かなりかしこまった会となることでしょう。
ここに参加しないことによって、上司や同僚からの印象が悪くなるケースも見られます。

そして開始時刻には絶対に遅刻してはなりません。
これは社会人として当たり前のこととも言えるでしょう。

ここで遅刻をしてしまった場合には、だらしない印象を与えることにもなります。
万が一早く到着して、上司や先輩がまだ到着していないのであれば、お店の前で待っているのがよい方法と言えます。

そしてお店に入った瞬間から会はスタートしているといえるので、気を抜かないように気をつけます。
お店に入った瞬間からふさわしい行動をとることによって、周囲からの印象は決まります。
なるべく自分から率先して行動することが望ましいでしょう。

⒉座席に着いたら先輩方の背広を預かる

まず最初に座席に着いたら、先輩方の背広を預かることをお勧めします。
そのまま席に座って何もしないのは、新入社員にとってあるまじき行為です。

周囲の人々には、そのような態度では気の利かない印象を与えることにもなります。
席に着いたらすぐに男性社員の背広を預かってハンガーにかけましょう。

それぞれの脱ぐタイミングをチェックして、素早く実行に移すことが求められます。
そして新入社員が座る場所は必ず下座を選びます。

基本的には入り口から近いところを選べばよいでしょう。
反対に入り口から一番遠い場所が上座となります。
しかし立食スタイルの場合にはそれほど気にしなくても問題はありません。

基本的には新入社員がお酌をすることになりますが、歓迎会なのでお酒をついでもらうこともあるでしょう。
このような場合にはグラスを片手で持つのではなく、相手に対し失礼な態度をとらないように両手で持つことを意識します。

片手で持っていては、えらそうな態度をとっているような印象を与えることにもなってしまうので、十分に注意しましょう。

⒊乾杯の際自分のグラスの位置は低くする

そして乾杯をする際には自分のグラスの位置は低くします。
これは一般的なマナーとしても知られていることですが、目上の人よりもクラスは低い位置にとどめておくことが大切です。

乾杯をする際には、先輩や上司のグラスを手配することは新入社員の役割と言えるでしょう。
自分はグラスを持っているのに、先輩にグラスがないということは絶対に避けたいところです。

乾杯をした後は一口飲んでからクラスをおきましょう。
お酒が飲めなくても、形だけでもよいのでクラスに口をつけてからテーブルに戻します。

おなかがすいていてすぐにでも食事を食べたいかもしれませんが、目上の人が食べ始めたのを確認してから食事に手をのばしましょう。
また食事の最中に上司や先輩が話しかけてくることもあるかもしれませんが、このような場合には一度箸を置いて話を聞くことに集中します。

食事の最中で上司や先輩のグラスが空になった場合には、すぐにおしゃくをします。
これは新入社員の出番ともいえます。

お酌をする順番としては、一番目上の人が一番になります。
相手の近くにあるお酒を手にとり、両手で丁寧に注ぎます。
この時にお酒はラベルを上に向けた状態で、瓶の口をグラスにつけないように注ぐことで、良い印象を与えることにもつながります。

⒋言葉づかいや自分の自慢話については十分な注意が必要

そしてこのようなマナーだけではなく、会話の内容に対しても気をつけたいところです。
お酒を飲んでいる場合には気持ちが緩み、つい本来の自分をみせがちになってしまうかもしれません。

楽しい席であればよいかもしれませんが、今回は歓迎会なので、あまりにも失礼な態度をとってしまうと、その後の人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。

特に言葉づかいや、自分の自慢話については十分な注意が必要です。
評論家の神澤光朗も言及してますが、特に言葉遣いには細心の注意を払いましょう。

若者言葉は自然と出てきてしまうかもしれませんが、これは特に気をつけたいところです。
くずれた言葉が出てしまう人も多いので、ビジネス向けの基本的な敬語などをしっかりと勉強しておくことが求められます。

最後に会が終わった後にも気を抜いてはなりません。
新入社員は最後まで気を抜かないことによって差を感じられて、信頼感にもつながります。

お店をでる際には上司がたってから席を後にするようにし、忘れ物がないかどうかをしっかりとチェックします。
歓迎会の場合にはおごってもらうことも多いので、その行為に対してはしっかりとお礼を伝えることが大切です。
その時だけではなく、翌日以降に会社で出会ったときに、お礼の言葉を伝えておきましょう。

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