結婚式で流れるBGMの役割とは?
結婚式や披露宴で華やかなクラシックや流行の曲が流れるのは一般的ですが、結婚式で流れるBGMには場の空気を仕切る役割があります。
実のところBGMが展開される場面は多く、新郎新婦の入場や退場、会場での乾杯に余興、花束贈呈と両親への手紙を読み上げるシーンなど簡単に挙げても数多いのが実際のところです。
その理由は先述したように場の空気を仕切るためにあります。
会場に招かれたゲストたちがすぐにこれから行われるイベントに集中させるために結婚式のBGMはあり、言わばイベント開始の合図というわけです。
そんな結婚式のBGMは当然、シーンやイベントによって選曲が異なります。
例えば入場の際に用いられる曲は楽しげで明るいメロディが好まれますが、退場にはドラマティックな曲が流れる事が多いです。
これは映画やドラマのオープニングとエンディングのように場面に合った曲調を流す事で始まりと終わりを印象付けるためにあります。
実際に入場の曲に歌詞がある場合は出会いや始まりを予感される言葉が盛り込まれており、反対に退場の曲の歌詞にはこれからの2人の未来やゲストたちへの気持ちを込めた友情を感じさせる言葉が多いです。
ちなみに基本的に縁起が良くない歌詞がある歌はお祝いの席にはふさわしくないので遠慮されるものですが、優しいメロディや前向きな表現なら許されます。
結婚式定番のBGMは?
ところで結婚式のBGMは運動会に用いられる曲である「天国と地獄」や「トルコ行進曲」のように定番になっている歌があり、その数は多種多様です。
2011年にリリースされた福山雅治さんの「家族になろうよ」は元々はCMソングでしたが、強いCD化の希望によって世間に発売されて以来、様々なブライダルの場で用いられています。
特に優しいメロディと新郎新婦が新しい家族を築いていく事から退場の際に使用される事がほとんどです。
しかし定番があるように最新の人気を誇る歌もあります。
昨年の2017年に放送されたドラマ「母になる」の主題歌「Just You and I」は2018年に引退予定の安室奈美恵さんの曲である事に話題性がある、なおかつ歌の明るさこれからを生きていこうとする前向きな歌詞が人気を博しています。
同じく現代社会に通じるとして注目されたドラマ「過保護のカホコ」の主題歌「Family Song」もまた人気です。
前者は新郎新婦にぴったりなので入場など2人が主役の場面で流れますが、後者は家族をメインにした歌詞であるものの汎用性が高いので様々な場面で使われています。