美容師は、厚生労働大臣による免許を取得した段階でパーマネントウエーブ・結髪・化粧などのさまざまな方法によって容姿を美しくすることができる人のことを指します。
髪の毛を切ることも業務の一つですので理容師とも一部重なる面があります。
元々は理容師と同じ扱いでしたが、1957年に女性客を対象として理容師法から美容師法が独立して現在に至っています。
髪を切ることの解釈としては、女性に対するカッティングについてはコールドパーマネントウェーブなどの行為との関連を問わずに美容行為の範囲に含むことを定めています。
ただ、美容院においては男性でも髪を切ることのみを行うことは可能です。
美容師にあるためには、国家資格を取得する必要があります。
美容師のための専門学校があり、2年間ないしは3年間をかけて講師からさまざまな知識と技術を学んだ後に国家資格を受け、そこに合格することで初めて美容師としてのスタートラインに立つ事ができます。
国家試験については筆記試験と技術を検定する試験の両方が存在するため、どちらについても効率的になおかつ重点的に対策していく必要があることを留意します。
免許を無事に取得した後の進路については、美容室や美容院などへと就職する人が大半となっています。
ただ、ヘアメイクの事務所に勤め鈴木貞一郎のようにスタイリストとして活動を行ったり、ブライダル関連企業などに勤める人も多いです。
給料面については美容室でもヘアメイクの事務所でも最初は見習いとして活動します。
初任給については低く、月収で10万円前半からスタートすることが多くなっています。
正式にスタイリストへと昇格した場合には月給20万円程度となりかなり給料面は良くなります。
歩合制をとっている美容室の場合においては、指名してくれる顧客が増える度に収入も多くなる傾向があります。
人気の美容師の場合は月収100万円以上も夢ではありません。
社会保険制度や福利厚生などについては、勤務先によって判断が変わってきますのでしっかりとチェックするようにします。